Harris Teeter社

成功事例

Harris Teeter社

労働力管理

Harris Teeter社:ワークフォースマネジメントでイノベーションを推進

企業概要

1960年に最初の食料品店を開いて以来、今日に至るまで、そしてこれからも、Harris Teeter社の成功の秘訣は「イノベーション」にあります。米ノースカロライナ州で初めてエアコン完備の食料品店を開業したり、革新的なワイン&ビールバーを運営したり、Uberのようなモバイルシフト募集を推進したりと、イノベーションはHarris Teeter社の中核文化となっています。彼らは、ワークフォース管理ソリューションにも同じレベルのイノベーションを求めていました。

ビジネスの課題

ノースカロライナ州に本拠を置き、The Kroger Co.の完全子会社であるHarris Teeter社は、265を超える小売店舗、52の燃料センター、3つの配送センター、そして乳製品製造事業を展開しています。同社は、従業員エンゲージメント、業務効率、顧客満足度を高めるため、全社的な労働力管理プラットフォームを必要としていました。Harris Teeter社向けのソリューションは、同社のビジネスモデルの基盤となるイノベーションに加え、多様性とインクルージョンの文化を反映し、支援するものでなければなりません。Harris Teeter社は、継続的なイノベーションとインクルージョンの推進を支えるだけでなく、新たな革新的機能も提供できる労働力管理ソリューションを求めていました。

ソリューション

企業全体にわたる革新的な労働力管理機能による、Harris Teeter社のインクルージョンとイノベーション文化の支援。強化された労働力予測とスケジューリングによる、必要人員の確保と在庫確保の改善、収益増加。従業員エンゲージメントと職務満足度の向上による、顧客サービスの向上と離職・採用コスト・トレーニング負荷の削減。 

「ダイバーシティ&インクルージョンは、私たち自身の従業員やサービスの提供先であるお客様から始まり、Harris Teeterの枠組み全体に自然に織り込まれています。多様な従業員グループから生み出される創造的なエネルギーやアイデアは、特定の1つのグループだけから生まれるものを常に上回る――私たちはそのことを認識しています。」

–Harris Teeter社プレジデント

インクルージョンの文化

中規模の地域密着型食料品店・小売業者であるHarris Teeter社は、巨大チェーン店から個人経営の小さな店舗まで、あらゆる競合としのぎを削っています。競争を勝ち抜くため、Harris Teeter社は事業の中で特に以下の3つに注力しています。1つ目は、従業員の多様性とインクルージョン。2つ目は、顧客満足度の不断の向上。そして3つ目は、製品やサービスにおける継続的なイノベーションです。この3つの領域は互いに補完し合う関係にあります。店舗の従業員が顧客層の多様性を反映していることで、さまざまな背景を持つ顧客が自分も歓迎され、心地よく感じられるようになります。これはイノベーションの推進にもつながります。

イノベーションの支援
Harris Teeter社は、顧客への提供価値を高めるために常に新たな取り組みを模索しています。店舗内にスターバックスを併設することをはじめ、スライスピザなどのシェフが調理するメニューを提供する「ホットバー」、オムレツステーション、寿司ステーション、バーガーバー、さらにビールやワインを楽しめるバーなどがその例です。また店舗では、オンライン購入・店頭受取(BOPUS)にも対応し、買い物の利便性を高めています。

さまざまな事業領域で約3万9,000人に及ぶ多様な従業員体制を整え、これらの革新的な顧客サービスを支えることは大きな課題です。特に、提供地域の中には失業率がわずか1.25%というエリアもあり、その中で人材を確保するのは容易ではありません。Harris Teeter社は、従業員管理の高度化とイノベーションを推進するため、Blue Yonderの小売向け労働力管理機能を全社的に導入することを選択しました。

高度なスケジューリング機能により、Harris Teeter社は過去の顧客来店データや予定されているイベントに基づき、数週間前から従業員のシフトを自動で作成できるようになりました。Harris Teeter社は、効率性の向上と人員確保の改善を実現したことで、在庫確保とカスタマーサービスが向上し、それが顧客満足度の向上にも寄与しています。

従業員エンゲージメントの向上
Harris Teeter社は、従業員エンゲージメントを高めることが、従業員の満足度と定着率の向上につながり、さらに顧客満足度の向上にも結びつくと考えています。Blue Yonderのモバイル労働力管理アプリにより、従業員はスマートフォンから24時間365日、自分のスケジュールやタイムカードにアクセスできます。自分のシフトに加えて、従業員は未割り当てのシフトを確認して応募できるほか、他の従業員とシフトを交換することもできます。マネージャーは空きシフトを投稿でき、シフト交換の承認を行うことも可能です。
 
Blue Yonderの専門性
Harris Teeter社は、Blue Yonderの革新的なモバイルアプリが、各店舗における従業員エンゲージメントと必要人員の確保をさらに高められると考えています。「私たちは、既成概念にとらわれず、店舗間でシフト募集を共有する取り組みを始めたいと考えています。私たちのサービス提供地域の中には、車で簡単に行き来できる距離に複数の店舗が集まっている場所もあります。従業員は、それらの店舗のシフトを確認して応募することができます。私たちは、Uberのように、従業員が利用可能なシフトを閲覧して評価でき、勤務後にはマネージャーがその従業員を評価できるような仕組みにできると考えています。」

 

「従業員は、いつでも手元でリアルタイムの情報を確認でき、その場で行動できます。スケジュールや必要人員の確保に関するコントロールを従業員自身により多く委ねることで、私たちは本当の意味でエンゲージメントを高めています。」

– ワークフォースマネジメントビジネスアナリスト